先行投資

投資といえば、株などを思い浮かべると思います。
しかし、人への投資もある意味一つの形ではないかと思います。
先日、ネットニュースで高校生のラーメン店主の話を読みました。
忙しい母親の代わりに料理を作ることがあった男子高校生。
ついにはラーメンを作りはじめ、最終的には「ラーメンを作りたい、店をしたいから、高校を中退したい」と親に直談判をしました。
親としては複雑な気持ちでしょう。
夢を応援したい気持ちと、せめて高校だけは卒業してほしい気持ちとのせめぎ合いだろうと想像します。
結果的にはその男子高校生のラーメン屋開業への強い意志をくみ取りつつ、
高校中退ではなく、通信制高校への編入に落ち着いたそうです。
彼のラーメン研究したい気持ちを後押しする。これもある意味「投資」だろうと思います。

もう一人、女子小学生の社長の話をテレビで見ました。
詳細は忘れてしまいましたが(笑)、確か海岸でのごみ拾いやフードシェアリングなど、SDGsに関連した起業だったと思います。
ごく普通のサラリーマン家庭に産まれた彼女は、コロナ禍の在宅時に起業を思い立ったとか。
ご両親に「会社を起こしたいから、私に投資してほしい」とお願いしたそうです。
積み立てている学資保険くらいしかお金が用意できないと聞くと、それを解約して欲しい。
今、自分に投資して欲しいと直談判をしました。
結局、彼女は会社を立ち上げ社長になったのです。

いきいきとやる気に満ちた若き店主と社長。見ていて清々しい気持ちになりました。